第47回日本救急医学会総会 当院について 第47回日本救急医学会総会に参加してきました。 私は小児科医なので今回、各論は割愛しますが、時代の流れを感じる学会でした。 医療もIT化、ビッグデータの活用が進んでいます。 グラム染色と言った検査やレントゲン、CTの読影にAIが活用され始めています。 将来的にはクリニックの診断にもAIが活用される時代が来そうですね。 また、東京オリンピックに向けて特に関東の救急医の方々が様々な準備・取り組みを行っ... 続きを読む
府中市の講演会 当院について 先日、府中市の保育園関係者向けに「アレルギー疾患と救急対応について」という内容で講演会を行ってきました。 アレルギー疾患についての概要や最近の新しい考え方や治療方法、アナフィラキシーの際のエピペンの使い方、そして急変したこどもたちへの対応や応急処置の仕方などを話してきました。100名を超える方々が遅い時間にも関わらずそれぞれ熱心に聞いてくださいました。 今後も継続して地域のこどもたちを支えている職... 続きを読む
RSウイルスの流行が始まっています。 病気(疾患)について 先月末あたりから夏のウイルスがすっかり減って、秋のウイルスや季節の変わり目の症状で来院される方が増えています。 RSウイルスはかつて秋の感染症として有名でしたが、最近は春、夏、秋など季節性がなくなってきています。 このウイルスは大人や大きい子には普通の風邪ウイルスですが、基礎疾患があったり、未熟児、低出生体重児であったり、0歳1歳の場合には重症化することがあります。 0歳1歳で風邪症状がひどかった... 続きを読む
第2回臨床アレルギー講習会 病気(疾患)について 第2回臨床アレルギー講習会に参加してきました。 昨年に続いて2回目です。 医師だけでなく、看護師、栄養士などの医療従事者全般向けのアレルギー講習会です。 基本的な内容が中心でしたが、新しい知見も踏まえて内容を共有しますね。 アレルギー性鼻炎 国民2人に1人が罹患するような時代になってきた。 国際的にはステロイド点鼻が第一選択となってきている。 レーザーは1年程度で再発するので数年おき... 続きを読む
熱中症 病気(疾患)について 熱中症は高温下で水分や電解質が失われることによって起こります。 時間帯は11時ころや15時ころが多いとされています。 従来は気温を目安に判断されていましたが、昨今は気温・湿度・風速・輻射熱を考慮して暑さ指数(WBGT)が用いられるようになりました。 暑さ指数31度(気温35度) 運動禁止 暑さ指数28度(気温31度) 激しい運動は禁止 暑さ指数25度(気温28度) ... 続きを読む
千葉テレビの放送があります! 当院について 7月21日の18時5分から「未来をつくるこどもクリニック」で先日収録していただいた内容が放送されます。 お時間のある方はぜひ、ご覧ください! YouTubeでも観れるようです。 こどもたちの疑問に一生懸命答えてきましたよ!!! ... 続きを読む
スタッフブログです^^* スタッフ 【府中子育てマップ ご存知でしょうか?】 初めまして。受付の髙野です。 先日、患者さまのお母さまが携わっている「子育てマッププロジェクト」より 府中子育てマップを頂きました。 この活動を通じて、子育てファミリーの居場所を作り 子育てしやすいまち府中の見える化をしたいという思いから 作成に至ったそうです。 私たちも常にこどもや家族に寄り添い、地域に貢献できる医療を 提供し... 続きを読む
プール熱 病気(疾患)について アデノウイルスによる感染症です。感冒、咽頭炎、扁桃炎、中耳炎、流行性角結膜炎(はやり目)、咽頭結膜熱、出血性膀胱炎、胃腸炎の原因となり、咽頭結膜熱を「プール熱」と言います。 接触、飛沫感染します。プール熱や流行性角結膜炎(はやり目)ではタオルの共有などでも感染します。 呼吸器感染の場合、潜伏期は2-14日、胃腸炎では3-10日とされています。 診断 咽頭、眼の分泌物、糞便の迅速検査で診断することが... 続きを読む
ヘルパンギーナ 夏風邪 ヘルパンギーナはのどに口内炎ができるウイルス感染症です。おもに1歳から10歳くらいのこどもが罹患します。夏季に流行します。多くは軽症で特別な治療はありません。大半が数日から1週間以内に治癒します。原因はエンテロウイルス(特にコクサッキーウイルス)です。唾液や便を介して移ります。 症状 突然ののどの痛み、食欲低下、高熱、頭痛、倦怠感 治療 特別な治療はありません。発熱や口腔内の痛みを減らすために解熱... 続きを読む
手足口病 夏風邪 手足口病はおもに10歳以下のこどもが罹患します。夏季に流行します。多くは軽症で特別な治療はありません。2週間以内に大半が治癒します。原因はエンテロウイルス(特にコクサッキーウイルス)です。便や体液を介して移ります。 症状 のどの痛み、食欲低下、発熱 手掌、足底、口腔内の発疹(肘や膝、臀部にでることもあります。) 治療 特別な治療はありません。発熱や口腔内の痛みを減らすために解熱鎮痛剤(アセトアミノ... 続きを読む