西府すこやかこどもクリニック

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EBウイルス

長引く発熱の代表疾患である伝染性単核球症を起こします。 潜伏期は2-7週です。 症状は発熱、扁桃炎、頚部リンパ節腫脹、肝腫大、脾腫を起こします。 発熱は38度以上が7日以上続きます。 採血で白血球増加および異型リンパ球の出現を認めます。 採血のウイルス検査で診断します。 治療は対症療法となります。 脾腫を認めた場合や症状が強い場合は運動制限をすることがあります。 ...

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ヒトヘルペスウイルス6、7型

突発性発疹の原因ウイルスです。 症状は39度以上の高熱となることが多いです。 通常、咳嗽、鼻汁などの風邪症状は少ないです。 口蓋垂の両側の永山斑、大泉門膨隆、眼瞼浮腫、下痢、後頭部リンパ節腫脹と伴う場合があります。 熱性けいれん、脳炎、脳症を合併する場合があります。 ...

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RSウイルス

乳児や高齢者で重症化しやすい風邪ウイルスです。10月から4月まで流行します。1/3が下気道感染となり、1-3%が重症化します。症状は発熱、咳嗽、鼻汁、喘鳴です。細気管支炎に進展すると入院管理が必要となることがあります。新生児では無呼吸を合併することがあります。中耳炎、脳炎、脳症を合併することがあります。迅速検査で診断します。治療は鼻吸引、ネブライザー、対症療法となります。 ...

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ヒトメタニューモウイルス

2001年に報告された比較的新しいウイルスです。RSウイルスと類似した疾患です。 3から6月に流行します。 1歳で多く罹患します。 症状は発熱、咳嗽、鼻汁です。 有熱期間は5日前後です。 迅速検査で診断します。 飛沫および接触感染します。 ...

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ライノウイルス

いわゆる鼻風邪ウイルス(RNAウイルス)で102の血清型が存在します。 4月・5月・9月に流行します。 潜伏期間は1-3日です。 症状は鼻汁、くしゃみ、鼻閉で、咽頭痛、咳嗽を伴います。 発熱は10%ほどです。 喘鳴を起こしやすいと言われています。 ...

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パラインフルエンザウイルス

RNAウイルスで1、2、3、4型に分けられます。 クループの原因ウイルスとして有名です。 1、2型は秋、3型は春から夏に流行します。 70%は鼻汁がでません。 15%がクループを起こします。 飛沫および接触感染します。 ...

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ウイルスについて

4月から保育園・幼稚園が始まったこどもたちがたくさんいますね。 初めて集団生活が始まると風邪を繰り返すことが多いので咳嗽、鼻汁がずっと続くこともしばしばあります。 せき、はなで日常生活に影響がある場合はぜひ当院を受診してください。 小児の特徴や注意すべきことを適切に説明いたします。 さて、風邪の原因となるウイルスはたくさんあり、200種類以上とも言われています。 今回から比較的有名なウイルスをお伝...

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ST合剤

正式にはスルファメトキサゾール・トリメトプリムと言います。微生物の葉酸合成経路を阻害します。内服薬(バクタ®)は主に尿路感染症の治療や予防内服で使用されます。セフェム系ではカバーできない腸球菌にも効果があるので基礎疾患のある尿路感染症で使用されます。また、βラクタム(ペニシリン系、セフェム系)にアレルギーがある場合、ペニシリン系、セフェム系は使用できないので代替薬として検討されます。HIV、エイズ...

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カルバペネム系

カルバペネム系はわかりやすく言えば最も強い抗菌薬でグラム陽性菌、グラム陰性菌、緑膿菌、嫌気性菌をカバーします。薬剤耐性菌の治療でも重宝する薬剤です。このため、大半の感染症専門家が外来での内服薬(小児ではオラペネム®など)使用に警鐘を鳴らしています。もし頻繁にこの薬剤を処方されている場合は本当に必要な状態なのかよく吟味する必要があります。 ...

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ニューキノロン系

ニューキノロンは細菌のDNA機能を障害して殺菌作用を示します。 濃度依存型の薬剤と言われており、1日1回投与(もしくは少ない回数)が推奨されることがあります。多くの種類がありますが、概して好気性グラム陰性菌、結核菌、肺炎球菌、嫌気性菌などをカバーします。わかりやすく言えば後述するカルバペネム系の次に強い抗菌薬とも言えます。 ニューキノロンは原則小児には使用しません。 それは副作用のためです。 第一...

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